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今日は名古屋の（旧　名古屋市民会館）中京大学文化市民会館で行われた『市民フォーラム「がん克服の治療最前線'07」からだに負担なく「がんを切らずに治す」には』とすごく長いタイトルの講演会を聞きに行ってきました。

それにしても中京大学文化市民会館って名前はどうなんでしょう？渋谷公会堂のCC Lemonホールと違って、なんか中京大学まで間違って行ってしまいそうです。結局場所のところには中京大学文化市民会館（旧　名古屋市民会館）って昔の名前を書かなきゃいけなくなって名前ビジネスもちょっと頭を使って欲しいなぁと思いますね。名古屋のことだからいいけど…。

で、今日の講演会の中身は

1.腹腔鏡手術で治す消化器がん〜わずかな傷口で早期退院
　　　　　講師：名古屋共立病院消化器外科部長　服部浩次先生

2.進化する抗がん剤治療〜その目覚ましい成果から
　　　　講師：名古屋記念病院化学療法科部長　伊奈研次先生

3.がん患者会・セカンドオピニオン〜がん情報の探し方
　　　　講師：特定非営利活動法人ミーネット　花井美紀代表

4.名古屋市の「苦しまないがん治療の粒子線治療施設」
　　　　講師：名古屋市健康福祉局健康部　中村正幸部長

5.最新放射線治療「ノバリス」〜痛みなく病巣を狙い打つ
　　　　講師：名古屋共立病院　副院長　森美雅先生

このあとパネルディスカッションがあったのですが、16:00に終わると思っていたのが、時間がどんどん遅くなっていって、パネルディスカッションが始まるのが16:00を過ぎてからになったので、帰りました。時間的にはもう少し余裕があったんですが、会場が寒くて寒くて、もう１分も我慢できないって思って終了時間まで我慢したのでもういいやって気持ちになっちゃいました。

僕としては、名古屋記念病院の抗がん剤治療の話を聞きたかったのと、セカンドオピニオンに行って良い話が聞けるかなぁってことを知りたくて、この市民フォーラムに参加しました。

なかなか説得力のある説明で面白かったんです。ただ、事例がシスプラチン＋S−１でこれまで２人の患者さんのがんが消えて、奏功した方が○○人くらいで…というお話で、シスプラチン＋TS−１が効かなくなったら次はどうしたらいいのか…なんて人にはまぁどうでもいい臨床の話ではありました。でも、抗がん剤は２００５年から本格的に効果が見られるようになった（とか）いう話だったので、話としてはこれからに期待できるかなぁと明るい将来があるかも…って思わせてくれました。

ちょっとびっくりしたのは、愛知県には粒子線治療施設が平成２２年に予定されているという発表でした。静岡がんセンターにはもうありますよね。
笑ったのは、名古屋市の部長さんが東海地方では初めての…って言って静岡県は東海地方から思いっきり外されてしまってました（笑）。
いっしょに行った友達曰く、名古屋は自民党選出の力のある議員がいないので、こういった施設は遅れているんだそうです。僕は政治のことはよくわからないけど、まぁお金が莫大にかかることだから政治が出て来ないと始まらない話なんでしょうねぇ。

今回とても良かったのは、講演会の会場はホールだったんですが、ロビーにホスピス研究会OKAZAKIという団体ががん治療などに関する本を自由に読めるようにしてあって、関心のあるところは１枚10円でコピーが取れるようになっていました。他にもブースがあって、資料をもらってきました。またがんに関する本の販売もしていて、とても参考になりました。



以前からタイトルだけ知っていた本を手に取れたので、こういったことはすごくいいなぁって思いました。

主催の特定非営利活動法人ミーネットってところは患者会の実現やがん患者や家族がいつでも集まったり、勉強できるサポートライブラリーを実現しようと活動をしているんだそうです。

浜松にもがんに関する書籍が簡単に閲覧できたり情報交換できる患者会があるといいなぁと思いましたが、なかなか難しいことなんでしょうね。
せめて病院の図書館が患者の目線で使えるようになっていたらいいのになぁって思います。贅沢を言うと、そこにカウンセラーとかソーシャルワーカーや看護師さんが待機していて相談にのってくれたり、患者がそこでお茶を飲みながら情報交換できたらなおいいなぁと思います。